北海道経済同友会について

代表幹事のご挨拶

北海道経済同友会
代表幹事 石井 純二

本日は、年度初めの大変お忙しい中、多数の方にご出席を賜りましてありがとうございます。ただ今の通常総会におきまして、ご紹介いただきました石井でございます。北海道経済同友会の代表幹事という重責を仰せつかりまして、その責任の重さを痛感しているところでございます。

横内顧問におかれましては、平成24年4月に代表幹事に就任されましたが、平成26年1月に、もうお一人の代表幹事であった坂本眞一様が逝去されたため、以後、お一人で代表幹事をお務めになってこられました。

その6年間、「発言し、行動する同友会」という指針を掲げられて、委員会活動を活性化され、数々の提言の発表や積極的な意見発表などにより、当会の道内経済界におけるプレゼンス向上と発展に多大なご貢献をされました。

あらためまして、そのご功績に対しまして、心から敬意を表するとともに、これからも顧問として、引き続き、当会また北海道のため、ご指導くださいますようお願い申し上げます。

さて、最近の内外の情勢を見ますと、外では、米国、欧州など先進国の堅調さと中国、インドなど新興国の高い成長に支えられて、世界経済は概ね順調に推移してきましたが、ここに来て、米中の貿易摩擦による悪影響が懸念され、また欧州の不安定な政治情勢や北朝鮮問題、シリア内戦などの地政学リスクも不透明な要素として浮上してきたため、予断を許さない状況が続いております。

国内では、皆さんご存じの通り、国有地売却問題などに端を発する政治問題などの懸念材料はあるものの、緩やかな回復・持ち直し基調という判断は変わっていないようです。

一方、道内に目を転じますと、3月に発表された日銀札幌支店の金融経済概況では、「緩やかに回復している」という判断が示され、インバウンドの好調持続などによるホテルなどの建設需要や札幌中心部の再開発事業などの経済効果が追い風となって、回復基調は継続しているようですが、建設、運輸また観光業界を中心に道内の人手不足感はますます強まってきているようでございます。

今、道内では、人口減少問題、エネルギー問題、空港民営化や鉄道の路線存続問題などの将来的な交通体系の在り方など、北海道の経済基盤の支えになる部分でのいろいろな課題が山積しております。

当会といたしましても、ただ今の通常総会でご承認いただきました事業計画に基づき、3つの委員会と2つのワーキングなどの事業活動を通じて、議論を重ね、提言や活動報告を発表するなど、北海道の地域振興のため、貢献してまいりたいと考えております。

とりわけ、今年度からスタートいたします「北海道の未来検討ワーキング」では、まず本道の現状を正確に認識することから始め、基本的なデータを集積したうえで、課題の解決に向けて取り組んでいきたいと思います。

いずれにしましても、皆様方としっかり議論を重ねながら、『発言し、行動する同友会』として今年度も活動してまいる所存でございますので、引き続き、皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。

(4月11日 平成30年度第1回例会 挨拶から抜粋)

                                                                                                                                                                             以上