発行年月:2016年7月
地球温暖化への危機感を背景に、石油中心のエネルギー利用を見直して、水素エネルギーの活用を推進する方向性が国から示され、最近は燃料電池自動車やエネファームという言葉を聞く機会も増えてきました。 水素エネルギー社会実現に向けた先進事例は多くが4 大都市圏に見られるなか、北海道でも水素戦略ビジョン策定や、道内初の水素ステーションが設置されるなどの動きも出てきています。
これから本格化する道内の水素社会推進に際して、北海道環境問題委員会では平成26年10月から28年5月にかけて7 回にわたり委員会を開催し、水素エネルギーの特徴や、その活用によって北海道の優位性を発揮できる可能性について、関係の講師からお話を伺い経済人の視点から議論してまいりました。
このたび委員会活動の区切りとして提言を取りまとめましたので、会員各位並びに関係者各位のご高覧を頂ければ幸甚に存じます。
委員会でご講演を頂いた講師の方々はじめ、資料情報などのご協力を頂いた皆様に感謝申し上げます。